大動脈弁狭窄症

徴・症状

心臓の出口にある逆流を防ぐための弁(大動脈弁)が硬くなって、充分開かなくなる(狭窄症)病気です。
心臓の出口が塞がれた状態のため、心臓は懸命に血液を全身に送り出そうとして、筋肉が厚くなり、心肥大が進みます。
この病気は年齢とともに確実に進行し、治療しなければ突然死の原因になります。

大動脈弁狭窄症の自然歴

大動脈弁狭窄症

正常の大動脈弁

治療方法

治療は大動脈弁を切除し、人工弁を入れる手術、または、自己心膜で作った弁を縫い付けて治す手術です。
人工弁の場合、65歳以上の方は一般的に生体弁(動物の組織で作った弁)を使用しますが、心臓の出口が小さい場合は小型な金属製の人工弁(機械弁)しか入りません。
当院では、自己心膜による大動脈弁形成術=人工弁を使わず、患者さん自身の心臓を包んでいる膜(心膜)で作った弁を心臓に縫い付けて治療する新しい手術を積極的に行なっております。
人工物を使わないため、血液を固まらなくする薬は必要なく、食事の制限もありません。

大動脈弁置換術(機械弁)

大動脈弁置換術(生体弁)

自己心膜による大動脈弁形成術

通常、大動脈弁の手術には人工弁が使われます。
しかし、高齢女性など、心臓の出口が小さい方は、小型の機械弁(金属製の人工弁)がかろうじて入るかどうかという方も多くいます。
機械弁の場合、血液を固まらなくする薬を一生飲み続けなければなりません。
そうすると、虫歯一本抜くのも血が止まらず大変です。
また、人工弁はステントという金属の外枠のなかに膜がついていますので、外枠の分だけ心臓の出口が狭くなり、小型の弁の場合、手術しても心臓の出口が十分広くならないこともあります。

当院では、自己心膜による大動脈弁形成術を積極的に行なっております。
これは、人工弁を使わず、患者さん自身の心臓を包んでいる膜(心膜)で作った弁を心臓に縫い付けて治療する新しい手術です。
この手術は、人工物を使わないため、血液を固まらなくする薬は必要なく、食事の制限もありません。
自己心膜を直接心臓の出口に縫い付けるため、ご本人の弁口面積を100%使うことができます。

大動脈弁狭窄症のイメージ2
大動脈弁狭窄症のイメージ3
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