不整脈(心房細動)

徴・症状

心臓には、心房と心室という2つの部屋があり、正常ではこの2つの部屋が交互に伸び縮みすることで、血液を澱(よど)みなく循環させています。
心臓の弁が逆流する病気(弁膜症)などで、片方の部屋(心房)に負担がかかり続けると、心房が細かく痙攣する不整脈(心房細動)になります。
その結果、心房の中で血液の流れが悪くなって、血の塊(血栓)ができやすくなります。
この血栓が流れていって脳の血管がつまると、脳梗塞で体が麻痺したり致命的な状態になることがあります。

不整脈(メイズ)のイメージ

治療方法(メイズ手術)

弁膜症に伴って心房細動という不整脈になっている場合、心臓の中にできた血の塊(血栓)が原因で、脳梗塞など全身の血管が詰まる病気(血栓症)になる可能性があります。
そのため、この不整脈を治療する必要があります。
心房細動を治すには、心臓内を迷路(maze)のように電気で焼灼するメイズ手術治療が有効です。

メイズ手術治療のイメージ
トップへ